健康な生活のために

日常のボディケア

猫は自分の舌と前足を使って、実に器用に毛の手入れをします。ですから、短毛の猫は換毛期以外、そう頻繁にブラッシングする必要はありません。シャンプーも基本的に不要で、年に数回、濡らしたタオルで体を拭くだけでOKです。

長毛の猫は1日に1回はブラッシングをしましょう。シャンプーも月に1度くらいしてあげるとよいでしょう。
どうしても毛玉が出来てしまった場合は、ペットショップや動物病院で毛を刈ってもらう必要があります。そのままにしておくと、毛玉の部分の皮膚が蒸れて、皮膚病の原因になることがあります。

また、外出自由の猫はとくにノミの駆除も大切。ノミ取り用の首輪などもありますが、動物病院に相談すれば手軽に使えて効果が高く、安全な薬剤を処方してくれます。ツメきりや歯磨き、目と耳の手入れなども忘れずに。

室内飼いの猫は一緒に遊んであげよう

外出自由の猫にはとくに散歩も運動も必要ありません。けれども、室内飼いの猫の場合はどうしても運動不足になりがち。
ストレス解消のため、そしてスキンシップのためにも、飼い主がおもちゃなどで一緒に遊んであげることが大切です。また、猫の好きな上下運動ができるよう、部屋に高さの違う棚などを並べてあげるのもいいでしょう。

伝染病予防のためのワクチン接種

猫の病気を予防するために、毎年必ず健康診断と予防注射を受けましょう。怖い伝染病である猫伝染性腸炎、猫ウイルス性鼻気管炎などは1本のワクチンで予防できます。
室内飼いの猫であっても必ずワクチン接種を受けるようにしましょう。

また、最近では猫の白血病のワクチンもあります。白血病はかかってしまうと確実な治療法がないため、白血病の流行している地域ではワクチンを受けましょう。