犬の病気

湿疹

痒みがあって、急性あるいは慢性の皮膚炎を総称して湿疹といい、原因はアトピーやアレルギーによるもの、薬を飲んだり塗ったりすることで起きたり、なにかに触れたために皮膚に炎症が起こるものがあります。

症状は、急性の湿疹の場合には、痒みが強く、皮膚が湿ったような状態になり、痒みのために、皮膚をひっかいたり舐めたりするので、皮膚の状態を見るのがむずかしくなります。
慢性の場合は、痒みの強いのは同じですが、急性に比べて皮膚が湿っていないのが特徴です。皮膚も慢性的に疾患があるので、色素が沈着したり、皮膚が固く厚くなったりします。

治療として、原因を限定するために、寄生虫学的検査、微生物学的検査、免疫学的検査、病理検査などをすることがあります。
抗アレルギー剤、消炎剤、ステロイド剤、抗菌・抗生剤などを内服や外用して、治療を行います。